『エピックセブン（Epic Seven）』は、美しいアニメ演出と歯ごたえのあるターン制バトルが魅力のスマホ向けRPGです。開発はSuper Creative、配信はSmilegateで、2018年のリリース以降、今でも世界的に人気が高いタイトルです。
この記事を書いた理由
普段からスマホRPGを多くプレイしていますが、その中でもエピックセブンは“アニメがそのまま動く”という演出の完成度が頭一つ抜けています。
キャラの個性が最高で、キャラの設定も好きな人多いと思いますし、可愛いとかっこいいの連鎖、そしてどこか“憎めないキャラ”ばかり。
細かいところまで作り込まれているため、レビューする価値を強く感じました。
エピックセブンはどんなゲーム？
実際にプレイしてみてまず驚いたのは、“冒頭からアニメーションで始まる”のがいいですね。
まるで本物のアニメを見ているようなクオリティで、最初の数分だけで世界観に引き込まれました。さらに“アニメの声がさらに没入させる”。ストーリーを読むというより、アニメ作品を追いかけていくような感覚でした。
まず特徴的なのは、アニメを見ているようなド派手なスキル演出。キャラクターごとに固有のアニメーションが作られており、2Dでここまで滑らかに動くゲームは本当に珍しいです。
メインストーリーでもアニメ風演出が多く、その力の入りようは驚くほど。
“ストーリーとサブストーリーを進めていく”につれ、仲間が増えていく楽しさと頼もしさを実感でき、各ストーリーの展開が面白いのも魅力。
キャラの過去や背景が細かく描かれているため、そこも面白いポイントとなっています。
また、制約者と神獣の関係性も見ていて楽しい。神獣とは、女神の分身の手助けをする継承者を見つけて契約し、その者に神聖力を与える存在。その設定が物語全体に深く関わってくるため、世界観の厚みが段違いです。
ゲームの進め方
バトルはターン制×スピード管理×スキル周期。
行動順はスピードで決まる
行動順は「スピード（速度）」ステータスが高い順に回ってきます。
同じキャラでも、装備で速度を盛るかどうかで全く別の運用になるため、速度調整が戦略の肝。
速いキャラは先手を取って状態異常を入れる、遅いキャラは味方のサポートに回るなど、速度1つで戦闘の展開が変わります。
強いスキルほどクールタイム管理が重要
スキルにはクールタイム（再使用時間）があり、強力な必殺技ほど長く設定されています。
ただし、敵の攻撃を受けてゲージが回復したり、味方のスキルで短縮されたりと、クールタイムをどう管理するかで一気に有利を取ることができます。
「ここで必殺技を温存するか」「今使って畳みかけるか」という判断が勝負を左右します。
状態異常が超強力
エピックセブンは“状態異常が強いゲーム”として有名です。
スタン・睡眠・挑発・沈黙・防御デバフ・回復阻害など、入るだけで戦況がひっくり返るレベルの効果ばかり。
特にPvPでは、どれだけ相手より先に“デバフを入れるか”が勝敗に直結するほど重要です。
装備厳選が超重要
装備はエピックセブン最大のやり込み要素。
同じ装備でもサブステータスの伸び方が完全ランダムで、理想のステータスを引くのはまさに“深淵”。
ただ、そのぶん理想装備が揃うとキャラが別物のように強くなり、達成感が段違いです。PvEもPvPも強くなるため、やり込みたい人ほどハマります。
いわゆる“本格派ターン制RPG”で、オートで眺めるだけのゲームとは一線を画しています。
ストーリーは王道ファンタジーを軸に、世界を再生させる運命を背負った冒険を中心に展開。PVを越えるレベルのアニメ演出が挟まれ、キャラの掘り下げも丁寧です。
個人的に印象的だったキャラたち
ヒーラグ家のお嬢様ヴィクトリカ。
当主になりたいから神獣と契約したいという動機を持つキャラですが、彼女の隣にいる神獣ザイがまた可愛い。
神獣ザイは真の力を取り戻しておらず、ぬいぐるみのような見た目をしているのが最高に憎めない。
さらに護衛隊長クラウは頼もしさ100%。
神獣ハイエン、リナーク、ロビンなど、キャラが登場するたびに“可愛いとかっこいいの連鎖”が続く。こういうキャラ愛を刺激される感覚が、エピックセブンの最大の魅力だと感じました。
残念だと感じた点
自由度は少ないです。
細かい探索やオープンワールド的な遊びはなく、決められたルートに沿って進んでいきます。
その代わりストーリー重視のゲームとしては完成度が高いのですが、自由に動き回りたいタイプには合わないかもしれません。
また育成要素はとにかく奥深い反面、時間がかかるため、無課金だと育成スピードは遅め。
PvP最上位を狙うなら課金が有利なのは否定できません。
ユーザーレビュー
App StoreやGoogle Playのレビューを見ると、 高評価と低評価がはっきり分かれています。
実際のプレイヤーの声をまとめると
- 「アニメ演出が圧倒的クオリティ」
- 「キャラの魅力・個性が強い（魅力的すぎて沼）」
- 「戦略性のあるバトルが面白い」
- 「装備厳選がキツすぎる」
- 「育成に時間がかかる」
特に装備厳選は“深淵”と呼ばれるほどやり込み要素があり、プレイヤーの熱量を試される部分。
逆に言えばやり込むほどキャラが強くなり、差が出るところが楽しいと感じる人も多いようです。
まとめ：ハイクオリティな2DアニメRPG
エピックセブンは、
・アニメ級の美麗演出
・戦略性の高いターン制バトル
・奥深すぎる育成
・細かい設定まで作り込まれた世界観
・キャラの掘り下げの丁寧さ
がすべて揃った、ハイクオリティな2DアニメRPGです。
特に、冒頭からアニメーションで始まる没入感、アニメの声で加速する臨場感、憎めないほどキャラに魅力がある点は、ほかのゲームではなかなか味わえません。
「アニメ演出が好き」「キャラ育成や戦略バトルが好き」という人には、まず間違いなく刺さるタイトルです。
長く愛されている理由が、実際にプレイしてみてよく理解できました。
